2013年08月20日

食べることもできちゃう。でんぷん糊作り

先週、こどもの夏休みの工作で、和紙をはりこにしてランプシェードをつくるため
こどもと一緒に「でんぷん糊」を作りました。
denpun.jpg

こどもと工作するようになってから。
やっぱり、小さい頃は、「糊」の扱いに困ってました。
こどもが大きくなると、舐めたりすることは殆どないのですが
やはり、つい舐めてしまうこともある。
幼児ならなおさらです。
とにかく、市販の糊は、いろんな防腐剤やら、なにやらついているので。
やはり、心配。
それに、防腐剤が入っていると、変色したりする可能性も多いそうです。
そのため、日本画では、小麦粉から抽出した澱粉煮てつくる正麩糊をつかっているそうです。
生麩糊は、文化財の修復などに使われています(もちろん手作りできます)。

そのような心配があって
こどもが工作したがってきた頃に
買っていたのは
マキュリアス社で取り扱っている「エコ糊」。
オーガニックポリマーを水で溶いたもので作られています。
燃やしても毒性がなく、水に溶け生成分解します。
土に還る素材でつくられているので、こどもにも安心して使えます。

といっても、100mlで700円台だったりするし
片付けのとき、ちゃんと蓋をしないと。液だれしたりしたりと
高いのに。。うちではあまり使い勝手がよくなくて。。これは、一回だけかったのみ。

で、なるべく手洗いを心がけようと
市販の糊では、防腐剤にホルマリンを使わない
フエキどうぶつのり (レトロでパッケージがかわいいので)などを使いはじめました。


ごく少量ですが、防腐剤、香料を添加しています。
学校には、とりあえず、これを持たせてしまってます。
ヤマトのでんぷん糊も、防腐剤(香料は入っていないようだ)はいっていることでは、さほど、かわりない

と、手洗い、大量使いしなければねと思うけど、
やっぱり、ちょっと添加物使ってるしなーとひっかかりあります。

で、うちで使う糊。
昔、よく、障子貼りにつくっていた「でんぷん糊」。おぼえありませんか?
はりこで大量に使うので、娘と一緒に作りました。
うちでつくる工作には、でんぷん糊で十分!

日本では古くから穀物を利用したでんぷん糊、
あと、布海苔(ふのり)、ニカワ(動物の皮や骨などから作られる)があります。

ニカワは、うちの亡くなった父が鎧作りや能面作りを趣味としていたので
よく使っていたのでなじみがあります。
日本画や楽器の接着にもよく使われてますね。
マニアックなので、わたしにはわからなけど。
使う動物によっても接着力が違うらしいです。
今の時代、
いつのまにか「腐らない」という
便利な糊が主流になってしまいましたけど。
昔、ご飯炊くときに吹きこぼれていた米の粘着汁。
ご飯つぶも接着につかっていました。
紙の工作には、これで十分だと思うのです。わたしは。
障子貼りには、ふのり(布海苔)でしょうか。

ってことで
でんぷん糊は、水分が蒸発し、のこったでんぷん質がかたまってくっつくというものです。

でんぷん糊レシピ(写真)です。
何度か、今までの実験を重ねった結果、
分量は、
鍋に水をカップ2。
大さじ1杯強(2杯ではかなりどろどろ)の片栗粉を投入。
強火にかけ、かきまぜながら加熱。
だんだん透明感が出てきたら弱火で。3〜4分。
こげつかないようにかき混ぜながら使います。
一応、保存のために、酢を数滴たらしてます(適量)。
レモン汁とかでもいいかも。

あんまり水っぽいと接着力が弱かったりしました。
といっても、かなり弾力のあるものすぎると、ダマっぽくなりつけにくいです。

コーンスターチ。小麦粉でも代用可能です。
米粉でも(やったことないが)できるんじゃないのかなー。
タピオカで一般メーカーは作ってるから。

一応冷蔵庫で保存。ビンなどにつめるのが安心です。
冷めたら使いやすい容器に入れ直すのもいいかも。
結構大量なので、この半分ぐらいで作っても
いいかもしれない。

防腐剤がわりに酢を入れてますが。少し腐りにくいようにしているつもり。
カビが生えたりする可能性はあるかもしれません。
お水の代わりに、焼酎やお酒を使う人もいるようです。
何度か作って、
使っていて。
特に、腐ったという記憶は、いまのところありません。
むかし、障子貼りに使っていたけど、カビが生えた覚えはないのよね。
ただ、基本的に食品素材。
なるべく早く使い切った方がいいと思います。
使わずに時間が経つと、接着力も弱まる可能性もあるだろうし。

こどもの工作や和紙などを使ったものには向いていると思います。
障子貼りとか、手紙の封とかね。
娘のはりこランプシェード。はじめは、木工用ボンドでつくったんです。
作り方で、木工用ボンドで作るってあったから。
結構、揮発するかもーとか。
もうみてくれから、匂いからケミカルなので、
ほんのちょっと使うというよか、全体的にべたべた使うので心配だったのです。

じつのところ、木工用ボンド。
和紙のくっつきがあまりよくなく、結局何回も塗布とかしてしまい。。
うーん、和紙、障子紙で貼ってるんだし。
でんぷん糊の方がよいんじゃないかーというところから
でんぷん糊で、もう一回はりこを作ってみることにしたのです。
使い心地はOK。つけすぎが禁物。
娘も、作りながら味見をしたりして。楽しんでました。
(娘にいわせると、でんぷん糊うまいんだって)
おなじく仕上がりも、きれいでカチカチにできたし。
でんぷん糊の方が、仕上がりがナチュラルにできました。

でんぷん糊は、ほどよくつけるのがポイントです。
余りつけすぎたりしない。
しわになりやすいので、均一に塗るのがいい(シワ→ケミカル路線へ行ってしまう理由の一つですよね。わたしも経験済)。
かわきにくいのもあるけど(特に冬)、結局、でんぷん糊は、水分が蒸発してくっつくという原理なので。

そうそう雑談です。
どうやら、加熱すると液状になって、冷えると固まるものは、接着剤になるみたい。
いろんなものでおためししたいです。
それと、正麩のりもつくってみたい。

最後に雑談。
穀物で作ったのりの木材の接着には、時間がかかりますが
ニカワは、すぐにくっつく。
ニカワ。おそるべし。
ちなみに、ニカワは、私の知っているところでは、画材屋さんに売ってます。
正麩の粉もね。

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posted by 長くつしたさん at 09:38| Comment(0) | 工作・絵具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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